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ローコード開発者の必要スキル

基礎知識

デジタル変革が加速する現代において、ローコード開発は企業の競争力強化に欠かせない技術となっている。従来のプログラミングと比較して、視覚的なインターフェースを活用することで開発期間を大幅に短縮できるため、多くの企業が導入を検討している。しかし、ローコード開発者として成功するためには、単純にツールを使えるだけでは不十分である。技術的なスキルに加えて、ビジネス理解や問題解決能力など、幅広いスキルセットが求められる職種だからである。

技術的能力

ローコード開発者には、まず基本的な技術スキルが必要である。データベース設計の理解、API連携の知識、セキュリティ対策への意識などが挙げられる。また、各ローコードプラットフォームの特性を把握し、適切なツール選択ができる能力も重要である。Microsoft Power Platform、Salesforce、OutSystemsなど、それぞれに異なる特徴があるため、プロジェクトの要件に応じて最適な選択をする判断力が求められる。さらに、従来のコーディングスキルも完全に不要ではなく、カスタマイズが必要な場面では基礎的なプログラミング知識が活用されることも多い。

ビジネス視点

技術スキルだけでなく、ビジネス理解力が極めて重要な要素となる。ローコード開発者は、単なる開発者ではなく、業務プロセスの改善提案者としての役割も担う。現場の課題を正確に把握し、それをシステムで解決するためのソリューション設計能力が必要である。また、エンドユーザーの視点に立ったUI/UX設計スキルも欠かせない。使いやすいインターフェースを構築することで、システムの利用率向上と業務効率化を実現できる。さらに、組織内でのデジタル変革を推進するための変更管理スキルや、ステークホルダーとの調整能力も重要な要素として挙げられる。これらの複合的なスキルが、成功するローコード開発者の条件となるのである。

学習と適応

ローコード開発分野は急速に進化している領域であり、継続的な学習姿勢が不可欠である。新しいプラットフォームの登場や既存ツールのアップデートに対応するため、常に最新情報をキャッチアップする能力が求められる。また、ローコード開発はチーム作業が中心となるため、優れたコミュニケーション能力と協調性も重要である。IT部門だけでなく、業務部門や経営層との連携を円滑に進めるための調整力が必要になる。さらに、長期的な視点でシステム運用を考える戦略的思考も欠かせない。スケーラビリティやメンテナンス性を考慮した設計により、持続可能なシステム構築を実現することが、真のローコード開発者としての価値を発揮する鍵となるだろう。

まとめ

ローコード開発者には、技術スキル、ビジネス理解、コミュニケーション能力、継続学習姿勢という4つの柱が必要である。これらのスキルを統合的に身につけることで、企業のデジタル変革を効果的に推進できる人材となる。単なる開発者を超えた、ビジネスパートナーとしての価値提供が期待される職種である。

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【東京】第2回 オフショア開発 定例勉強会

2024年12月4日(水)に日越ITコミュニケーター連盟(JVCF)は、ITコミュニケーター、BA、オフショア開発営業の方向け、第2回 ITコミュニケーション勉強会を開催します。

<テーマ>
ITコミュニケーターの歴史とキャリアプラン
<講師>
株式会社PPFパートナーズ
取締役 営業本部長 重川知数(Vincent) 様
<講師紹介文>
そもそも、コミュニケーターという職業ができた背景、その後の役割の移り変わり、そして、AI時代で、ITコミュニケーターはどうキャリアを積むべきなのか?
Apple, HPと外資系を20年以上経験した肌感覚と直近での日本とベトナムビジネスに携わった経験から皆さんへの学びの材料をご提供できればと思います。

対象者:

日本とベトナムでのIT関連業務やシステム開発業務において、日越システムエンジニアを取り巻く、営業担当者、サポートエンジニア、ITコミュニケーター、ビジネスアナリストなどの知見を広げ、参加者全員と情報交換を行う。

スケジュール

  • 16:30 受付開始
  • 17:00 JVCF代表理事 住田賢司 挨拶
  • 17:10 ご講演
  • 17:40 Q&Aと質疑応答
  • 17:50 移動
  • 18:00 情報交換会(懇親会)
  • 20:00 解散

日時・定員

2024年12月4日(水) 17時~ ※申込締切 12月1日
定員18名

場所

〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目5−12 大橋ビル401


JR山手線 神田駅 徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅 徒歩3分
都営新宿線 小川町駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩1分
JR京浜東北線 神田駅 徒歩2分

費用

勉強会セミナーのみ参加費:2,000円
勉強会セミナー参加費+懇親会:7,000円(学生:3,000円)
※ 税込みの価格です。当日は現金にてお支払いください。領収書をお渡しします。
※ 懇親会の会場はセミナー会場付近の居酒屋を予定しています。
※ 懇親会のみの参加プランはございません。

申込フォーム


運営・お問い合わせ
イベント代行事務局:アタラキシアDX株式会社 COMTOR事業部 comtor@ataraxiadx.com

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第1回 ITコミュニケーション勉強会 開催のお知らせ

2024年10月23日(水)に日越ITコミュニケーター連盟(JVCF)は、ITコミュニケーター、BA、オフショア開発営業の方向け、第1回 ITコミュニケーション勉強会を開催します。

講師:Nguyen Thi Thu Hang(グェン・ティ・トゥ・ハン)氏
  株式会社Rikkei 副社長兼CRO

日本滞在歴は25年以上。べトナム貿易大学在学中に、文部科学省の奨学金で大阪外国語大学に日本語・日本文化研修留学生として、1年間留学。大学卒業後、東京都町田市にある日本のシステム開発企業に3年間勤務。その後東京経済大学の修士号を取得し、オフショア業界に10年以上身を投じる。3人の子供を持ち、日本とベトナムの経済・文化の交流の小さな架け橋として活躍。

ご講演:拡大するITコミュニケーターの活躍の場

システム開発は円滑なコミュニケーションが大切です。IT業界では常に注目されており興味がある人も多いオフショア開​発ですが、その理由は、優秀なIT技術者の確保や、大量の人材稼​働など多くのメリットがあります。ベトナムは日本と文化的に近​いとはいっても、言語も考え方も違います。これまで多くの日本​企業がオフショア開発に挑戦し失敗してきました。10年以上も前​からソフトウェアのオフショア開発を実践し、その難しさを乗り​越えてきました。そこには、ITコミュニケーターという陰ながら​プロジェクト成功の立役者となっている職業です。今後のシステム開発とベトナムと日本のIT業界におけるコミュニケーションのあり方を講演いただきます。

スケジュール

  • 15:30 受付開始
  • 16:00 JVCF代表理事 住田賢司 挨拶
  • 16:30 ご講演「拡大するITコミュニケーターの活躍の場」
  • 17:00 Q&Aと質疑応答
  • 17:30 第一回総会
  • 17:45 移動
  • 18:00 情報交換会(懇親会)
  • 20:00 解散

日時・定員

2024年10月23日(水) 16時~ ※申込締切 10月21日
定員15名(先着順、定員になった時点で締め切り)

場所

〒101-0047 東京都千代田区内神田1-18-14 ヨシザワビル 5階B会議室(スタンダード会議室)


費用

勉強会セミナーのみ参加費:3,000円
勉強会セミナー参加費+懇親会:8,000円
※ 税込みの価格です。当日は現金にてお支払いください。領収書をお渡しします。
※ 懇親会の会場はセミナー会場付近の居酒屋を予定しています。
※ 懇親会のみの参加プランはございません。

申込フォーム

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